沖縄赤十字病院

がん検診 精度管理報告

診療案内がん検診 精度管理報告

2024年度がん検診 精度管理報告

沖縄県では、健康診断の精密検査受診率の低さが問題となっており、当健康管理センターでは、精密検査未受診者対策として、受診者に受診勧奨・追跡調査を行い、心血管疾患やがんの早期発見に務めています。

さらに沖縄県では、生活習慣病の増加とともに心血管疾患による死亡率の増加と、がんによる死亡数の増加が問題となっています。がんの死亡数は全死亡数の約3割を占め、がんの早期発見が重要な課題です。しかし依然としてがん検診受診率は低く、さらに精密検査受診率は、全国において胃・大腸・肺がん・子宮頚がんはそれぞれ47位、乳がんは46位と最下位近くとなっています。

がん死亡率を減らすために、要精検者が確実に精密検査を受ける体制、質の高い検診を行う仕組みとして精度管理体制の充実が必要です。当健康管理センターでは、2022年度より看護師・保健師・医師を含めた全スタッフで精度管理体制を構築し、受診勧奨・追跡調査を行い、疾患の早期発見に務めています。受診勧奨とは、健康診断の結果で「要精密検査・要治療」と判定された受診者に対して、医療機関での精密検査や治療を受けるよう促がす仕組みで、その後の受診状況を確認することを追跡調査といいます。

例年報告してまいりましたが、今回、2024年度のがん検診について事後措置の集計が確立したので結果について報告します。

*事後措置とは、検査結果に基づいて、受診者に再検査を促し(受診勧奨)、その結果を把握して診断の正しさを検証する(追跡調査)までの一連の流れをさします。

健診センター検査項目

当健康管理センターでは、要精密検査者への早期介入のために保健指導や受診勧奨を行うことが重要な役割であると考え、「その受診者」のために、日々スタッフ一同診療にあったています。保健指導時に、継続したがん検診受診の重要性や、要精密検査の場合には、精密検査に必要な検査について具体的に説明するなど保健指導を行っています。
引き続き、沖縄県の健康寿命延伸のために、がんの発見のみならず生活習慣病の改善や心血管疾患の予防発見に努めていきたいと考えています。