脳神経外科からのお知らせ
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当院はてんかん拠点病院です
脳神経外科では、平成21年から足掛け10年間にわたって成人てんかん外来を開催し、かつ沖縄県下で唯一のてんかんの手術を提供できる病院としてその体制を整えてきました。これらの実績が認められ、平成30年4月に沖縄県からてんかん拠点病院の指定を受けました。てんかん拠点病院は県下では当院のみになります。 てんかん拠点病院を運営するにあたって以下4つの目標を掲げております。 ①てんかんを正確に診断する ②てんかんの手術を提供する ③関係機関と顔の見える連携を構築する ④てんかん患者の生活を支援する
てんかんの治療は近年新しい治療法がどんどん出てきております。これらを遅れることなく沖縄県下に提供していくのが我々の使命だと考えております。 併せて、これまで通り脳卒中、頭部外傷、脳腫瘍、正常圧水頭症など脳神経外科一般疾患も診ていきます。- 取り扱っている主な疾患
- てんかん、脳卒中、頭部外傷、脳腫瘍、正常圧水頭症 など
脳神経外科の特徴
検査方法(治療方法)とその内容
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- ビデオ脳波検査 てんかんの正確な診断のために欠かせない検査です。1週間入院していただき、24時間脳波検査を行います。沖縄県内では当院だけがこの検査を行っております。
- てんかん手術 てんかん治療の中心はお薬による治療です。しかしお薬では発作が治らない時は、てんかんの手術を検討します。抗てんかん薬を服用しても発作のコントロールがつかない方は、ぜひ一度ご相談ください。
- 脳ドック 未破裂の脳動脈瘤を発見するための検査です。脳動脈瘤とは、血管にできるコブのようなものです。これが詰まったり破裂したりすると、脳梗塞、くも膜下出血へと繋がります。

治療方針と体制
- てんかん てんかんの治療は日進月歩です。特にてんかんの手術となると、今までは沖縄県外に行かなければ受けることができませんでした。当院では平成25年から本格的にてんかんの手術を開始し、平成29年末までに40人の方々にてんかんの手術を行ってきました。また、てんかんの診断・治療に必要なビデオ脳波検査も併せて開始し、これまでに90人近くの方々がこの検査を受けておられます。当院はこのビデオ脳波検査、そしててんかん手術を提供できる県内唯一の医療機関です。
- 脳卒中 脳卒中は脳の血管の病気の総称で、血管がつまれば脳梗塞に、破裂すれば脳出血になります。脳卒中は、一旦発症すると重い後遺症が残るので、予防が大切です。喫煙、肥満などの生活習慣、高血圧、脂質異常症(高コレステロール症)、糖尿病、不整脈(心房細動)などの疾患の存在が、脳卒中へのなりやすさの指標となります。これらを管理するためには、特定健診を毎年受診する必要があります。当院では、発症後の治療は言うに及ばず、その予防にも力を入れております。その一環として、質の高い人間ドック、脳ドックを提供しております。
このように、当科では診断から治療まで一貫した流れの中で質の高い医療を提供しています。
診療・手術の実績
当科で施術した手術実績は以下の通りです。
手術名 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 |
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てんかん手術 | 8件 | 14件 | 13件 | 11件 | 15件 |